角館での帰りにひとっ風呂。まあスーパー銭湯ですが。しっかり武家屋敷通りに馴染む建物。併設に「ねこの鈴」と言う宿泊施設。
入浴料は600円。フロント従業員に払う。
脱衣室、金属製のロッカーで殺風景。温泉としてはあまり見るものなし。体重計はTANITAのデジタル。浴室入口手前にサウナ。
浴室、そこそこ広め。目の前にかけ湯?のプラスチックバスタブ、と思ったら冷たい、こんなの冬にかぶったらショック死!(汗)カランは右壁側が7機(うち手前3機)、左壁側が6機(うち手前2機)。湯道具は木目仕様のプラスチック桶と白色座椅子。カランはしばらくすると止まるが、シャワーは出しっぱなしにできるタイプ。
浴槽は奥に一槽。湯船の縁は桧、浴槽全体は石灰岩製。それにしても、サウナーがかけ湯と思っていた水風呂にザブーン、はなかなか衝撃的な光景。
と言うことで自分もサウナへ。混んでいるかと思いきや、独占状態。まあムシムシした季節になり、あまりサウナの必要性を感じない季節ですが(笑)。自分は水風呂をやる勇気はありません。:-)
湯上がりは待ち合いスペースで雪印イチゴミルク130円。他の牛乳は森永なんだが。なんかテレビのプロ野球で盛り上がってます、観光地ど真ん中にありながら、利用客は基本地元の常連の方々のようです。
帰りは角館から田沢湖線、新幹線こまちに混じって走る普通列車に時刻をあわせて計画立てました(^^)。何しろJRは日本中を走っているが、在来線が標準軌条を走るのはこの田沢湖線たけですからね、重要!
鶴亀の湯(宮城県気仙沼市魚市場前4-8)
朝ドラ「おかえりモネ」が始まった。これはもう朝ドラロケ地散策を兼ねて気仙沼銭湯めぐりに繰り出さねば。友の湯は1月に訪問済だから、鶴亀の湯だけ入浴。なのでその分観光に力を入れる。ドラマの舞台は亀島(ドラマ名、本名は大島)、なので内陸だけでなく島にも足を踏み入れたい。久しぶりに太平洋側、と言えばやはり「あまちゃん」の久慈を思い出す。でも今回は今まさに。放送中のドラマだから、観光客も結構いそうだ(観光地には行かないけど)。
その一方、今日は雨。ドラマの展開のように、気仙沼に着く頃には晴れてくれるといいなあ(天気予報では晴れはしないものの雨は止みそう)。素晴らしい、一ノ関を過ぎたら日が挿してきた、ドラマと同じ奇跡が起こっている。JR大船渡線、東北のローカル線もたくさん乗った、皆森と川に囲まれたところを走るが、どの線も少しずつ個性がある。あぁ、気仙沼に着いたらまた雨だ。
しかし、雨にもかかわらず、身体は勝手に走っていた。この程度の雨に負けるか。帰りにもっと大降りになっていたら大変なことだが、幸い帰りは雨は上がった。と言うことで、気仙沼の内湾をぐるっと周り、大島の橋を渡って折り返してきた。雨だからこその、幻想的な風景が見られ、十分に報われたと思った。そして、大島でモネに愛を叫ぶ(笑、でも幸せってそんなもの)。疲れていたが、憑き物が取れたような至福感に満たされ、帰り道は笑顔で走ることができた。あの大橋、渡りたかったなあ(大島への橋とは別に、内湾を渡す大きな吊り橋があり、自動車専用になっている)。
さて気仙沼魚市場街に戻り、鶴亀の湯。食堂と併設なのは知っていたが、まさかのプレハブ!ここに銭湯があるのか?店員に聞き、入浴券440円を買って脱衣場に案内してもらう。そこには家風呂のような浴槽が。
カランは左右に。右側3機、左側4機。湯道具はケロリン桶と濃い灰色長方形座椅子。備え付けボディソープとシャンプーもバッチリ。
ペンキ絵が大漁船、まさに漁師のための銭湯。祭壇まであります、漁は危険な職業ですからねえ。それにしても、入浴剤があるのはビックリだなあ。公衆浴場でお客が入浴剤入れたら反則だと思うが、ここではそうではない。と言う訳で雨上がりランの帰りのひとっ風呂、気持ち良かったです。
それにしても、食堂だから、こちらも舌の肥えた漁師を唸らせる美味しい料理をいただけると期待したが、突然団体客が押し寄せ満員、こちらでお昼をいただくのは諦める(泣)。