deepacidの銭湯ブログ

銭湯訪問ブログ

鶴亀の湯(宮城県気仙沼市魚市場前4-8)


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 朝ドラ「おかえりモネ」が始まった。これはもう朝ドラロケ地散策を兼ねて気仙沼銭湯めぐりに繰り出さねば。友の湯は1月に訪問済だから、鶴亀の湯だけ入浴。なのでその分観光に力を入れる。ドラマの舞台は亀島(ドラマ名、本名は大島)、なので内陸だけでなく島にも足を踏み入れたい。久しぶりに太平洋側、と言えばやはり「あまちゃん」の久慈を思い出す。でも今回は今まさに。放送中のドラマだから、観光客も結構いそうだ(観光地には行かないけど)。
 その一方、今日は雨。ドラマの展開のように、気仙沼に着く頃には晴れてくれるといいなあ(天気予報では晴れはしないものの雨は止みそう)。素晴らしい、一ノ関を過ぎたら日が挿してきた、ドラマと同じ奇跡が起こっている。JR大船渡線、東北のローカル線もたくさん乗った、皆森と川に囲まれたところを走るが、どの線も少しずつ個性がある。あぁ、気仙沼に着いたらまた雨だ。
 しかし、雨にもかかわらず、身体は勝手に走っていた。この程度の雨に負けるか。帰りにもっと大降りになっていたら大変なことだが、幸い帰りは雨は上がった。と言うことで、気仙沼の内湾をぐるっと周り、大島の橋を渡って折り返してきた。雨だからこその、幻想的な風景が見られ、十分に報われたと思った。そして、大島でモネに愛を叫ぶ(笑、でも幸せってそんなもの)。疲れていたが、憑き物が取れたような至福感に満たされ、帰り道は笑顔で走ることができた。あの大橋、渡りたかったなあ(大島への橋とは別に、内湾を渡す大きな吊り橋があり、自動車専用になっている)。
 さて気仙沼魚市場街に戻り、鶴亀の湯。食堂と併設なのは知っていたが、まさかのプレハブ!ここに銭湯があるのか?店員に聞き、入浴券440円を買って脱衣場に案内してもらう。そこには家風呂のような浴槽が。
 カランは左右に。右側3機、左側4機。湯道具はケロリン桶と濃い灰色長方形座椅子。備え付けボディソープとシャンプーもバッチリ。
 ペンキ絵が大漁船、まさに漁師のための銭湯。祭壇まであります、漁は危険な職業ですからねえ。それにしても、入浴剤があるのはビックリだなあ。公衆浴場でお客が入浴剤入れたら反則だと思うが、ここではそうではない。と言う訳で雨上がりランの帰りのひとっ風呂、気持ち良かったです。
 それにしても、食堂だから、こちらも舌の肥えた漁師を唸らせる美味しい料理をいただけると期待したが、突然団体客が押し寄せ満員、こちらでお昼をいただくのは諦める(泣)。
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