deepacidの銭湯ブログ

銭湯訪問ブログ

高増温泉不動の湯(青森県北津軽郡板柳町大俵字和田422-3)


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 五能線(初乗り!)に乗って弘前から板柳へ。銭湯マップを見ると「いとみち」の舞台になった板柳町には銭湯が2軒あるのか。ここ不動の湯はネットでも検索できたが、板柳温泉大衆浴場(板柳町大字福野田字実田47-13、8:00-21:00、木曜休)はヒットしない。こちらは廃業かな。
 いずれにせよ、不動の湯は駅から遠い。暑さとの戦い。五能線、さすが津軽、車窓が延々とりんご畑。板柳下車、そのりんご畑を延々と北北東へ3km強、冬の青森は積雪を何とかしのぎ、夏の青森は猛暑を何とかしのぐ。いや、これは冬よりきついな、まさか津軽熱中症キリギリの旅をするとはね。
 それはともかく、高増温泉不動の湯、りんご畑の奥地に神社と並んで鎮座、どう見ても車でしか来れない。ケアホーム併設。
 窓口で料金400円。その奥に男油女湯脱衣室ののれん。
 脱衣室はプラスチック籠のみ。まあお年寄りしかいないから良いか。体重計は家庭用TANITAのアナログ。
 浴室へ、おっ、ここは硫黄泉か?あの独特の香りがたまらん。湯道具は青緑色楕円形座椅子、青緑色洗面器。左側にカラン11機、右側に浴槽、手前が円形なのが面白い(決してジャグジーではない)。夏バテなので湯あたりだけは避けたい、ちょうど良い具合にカランがぬるめに設定(温度調節できるタイプ)されていて、ありがたかった。むしろかけ流しで浴槽から溢れてくる湯が足元に来るのが熱いくらい。かけ流しだとカランも節水する必要がないようで、地元の常連さんはカランの湯も流しっぱなしにしてる。むしろ節約してる自分がセコく感じられる(苦笑)。
 まあ夏バテしてても温泉度高い湯は気持いい。何と、向こうから閻魔様の石像がこっちを向いているではないか!ありがたく浸からせていただきました。帰りも夏バテせずに帰れるようお願いいたします。
 湯上がり、ビン入り乳飲料もあったと記憶してます(汗)、また3km炎天下を走って戻ることを考えるとそれどころじゃなかったw
 と言うことで、何とか無事、板柳駅に戻って来ましたが、何と、板柳温泉跡地は駅の真ん前30mくらいのところにあるじゃありませんか!灯台もと暗し、明治の木造建築みたいな立派な建物、でも入口には縄が張られていて中には入れません。廃業時期は不明ですが、また建物が残っていて良かったです。
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