deepacidの銭湯ブログ

銭湯訪問ブログ

庄内町ギャラリー温泉町湯(山形県東田川郡庄内町余目土堤下35-2)


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#だいぶ長くなりました。銭湯の話は最後です(笑)。

 そして遠征の最遠、山形県へ。大雪で北上線が完全にやられてる。今運転していてもまたすぐに遅延する状況でのんびり旅とは行かない自分は利用できない。仕方ない、秋田遠征時と同様、秋田新幹線経由で。大曲で南下し、新庄で乗り換えて酒田へ。先ず秋田で見ること叶わなかった日本海を見る。新幹線利用になると時間は短縮される。ローカル線移動で計画立ててた秋田遠征では4時半起きしたが、今朝は6時起き、普段より45分早いだけ。
 ちなみに表題の入浴施設は銭湯ではない、温泉施設である(まあ地元の人向けだろうから、ほぼ公衆浴場なんだが)。それでも余目で入浴することにこだわったのは、学生時代、唯一山形県を訪れたことがあり、その時の自動車教習所が余目にあり、そこを見学したいからだ。公衆浴場なら上山市や山形蔵王温泉に行けばたくさんある。
 今日も初っ端からトラブル。仙北町では早朝は無人駅なので盛岡で切符を買うが、窓口駅員が想定と違う経由のチケットを発行、訂正している間にこまちの発車時刻が迫り、着駅で精算してください、の指示。しかし、秋田新幹線着駅の大曲での乗換時間はたった5分、こりゃ乗継失敗するぞ。と言うことで新幹線で車内精算をするしかない。しかし盛岡を過ぎたこまちは車内販売のCAは回って来ない。こちらから乗務員室へ出向いて乗務員に精算を申し出ないといけない。で、乗務員室がグリーン車の向こうで、クリーン券をお持ちでない方は通り抜けできませんの注意書き。さあどうする?幸い、切符拝見の乗務員を見つけ、精算。なんとか危機を乗り越えた。
 田沢湖線は比較的山が少ないとはいえ、北上線同様奥羽山脈を越える線なわけで、雪深いことに変わりはない。盛岡では晴れてたのに途中降雪しているところもあり、ビビる。大曲からの在来線(奥羽本線)からの車窓も相当降ってる。こちらでは雪の山は除雪車がかき集めた結果できたものではなく、本当に積もってできているっぽい。これは下車した後の活動がだいぶ制約されてしまいそうだ、日本海を臨むのは無理か?そして、降雪量では全国でもダントツの横手通過、高校生がたくさん下車していたが、雪の山が軽く人の身長を超えている。
 秋田県からいよいよ山形県、県境は峠のためトンネル。それより生駒里奈ちゃんの出身地、由利本荘市を通らないのが残念(羽越本線経由なら通るが、交通費予算オーバーになる)。
 しかし自分も、銭湯遠征してる間に、距離感がどんどんマヒしてるな(成長したと言ってくれ)。最初の頃は、盛岡市内でもバス1時間とか、隣接する宮古市が100kmあったりして、その度に度肝を抜かれていたが、今や秋田や山形は200km超え、それでも日帰りするたくましさ(宿泊すると一気に予算が跳ね上がる)を身に着けた。
 新庄で乗換。あれ、車止め?この先は新幹線車両のみ?もしかして博多南みたいに乗車券だけで新幹線に乗れる区間なのか?30分ほど時間があるので駅前散策。横殴りの雪がヤバい。新庄市の出身者にジュウオウレッド竜星涼さんがいるのか。まあでも今なら明智光秀・長谷川博巳さんだが。
 新庄からは陸羽西線(最上川ライン)、さすがに非電化区間になる。盛岡も積雪はすごいが、ここでは本当に家屋がほぼ雪に埋まっている光景が見られる。まだ本州なのに、これが北海道だったらどうなるのか?最上川ラインと言うくらいだから最上川沿いを走るが、これは絶景!あと、日本海が近づくと庄内平野。盛岡も高い建物は少ないので景色は良いが、東西両側に山脈がある。高い建物なしの平野がまた絶景。それでも酒田市中心街が近づくとウソみたいに積雪はなくなっていて、これなら徒歩活動に支障はない。
 さて酒田で日本海を目指す。羽越本線経由なら車窓から見えるが、陸羽西線経由ではここで見るしかない。最大限ダッシュしてみたが、酒田港のプレジャーボートの停泊港が精一杯。港は工場なのか倉庫会社の私有地なのか、立入禁止区域だった。またしても秋田同様、巨大風力発電機の下で挫折(地図を見たら、あと300mで日本海が見えたみたいだ)。酒田駅に戻るのも大変だった。
 さて余目へ戻る。余目までは羽越本線なのでかなりオシャレな車両、電車かと思ったがしっかり気動車だった。
 まず学生時代に通った自動車学校。無事見つかりはしたが、何しろ35年も前のこと、何となくは覚えていたが、あの頃の記憶が蘇って感慨に耽る、と言うほどでもなかった。とはいえ、庄内平野を一望できる素晴らしいロケーションは良かった。
 そして今日の最後の目的地、ギャラリー温泉町湯へ。ローソン前に方向掲示板。その方向に天守閣!あれがそうなのか?近づくとそれは温泉施設ではなくセレモニーホールの目印だった。その隣にギャラリー温泉町湯、名前の通り、美術館と見紛うオシャレな入浴施設。入口が、道路に面した面と反対側なのが謎。
 券売機でチケットを買う。480円と言うことは公衆浴場なのかなあ。町湯のオリジナルタオルもいただく(150円)。
 脱衣室、かなり混んでます。観光客の様子もないので、地元民で混んでいる様子です。かけ湯はなし、右手奥のカランでまずは身体を洗う、4日ぶりの入浴だし。クリーム色の洗面器と座椅子。島カランは2列。カラン数は2・2・2・2・2・2。町の入浴施設だから充実はしてないが、備え付けボディソープとシャンプーがある席もある。
 で、浴室中央に大浴槽。すげー混んでるなあ。7〜8人入浴中。みんな長湯してる雰囲気。露天風呂もあるのだが、こちらも混んでる。ところが2周目の入浴には誰もいなくなって、落差が激しい。やはり一番混んでるのはサウナでしょう。明らかに(感染対策上)キャパシティオーバー。その様子を見ただけで利用はやめました。水風呂も一人だから待つ時は待つ。と言うことで温冷交代浴をするが、薄い褐色色の温泉浴槽はぬるくて、時間が限られている私はあまり暖まるまで長湯できない。でも長湯している町民が極楽状態なのは分かります。
 湯上がり、雪印系のビン入り乳飲料はあったが160円は高すぎるのでパス。その分をお土産に(笑)。最後に手袋を片方なくすハプニングに見舞われたが(マスクも邪魔くさいけど、手袋もまた、スマホをいじる度に外す邪魔くさいものだったから、むしろ今までよくなくさなかったな、と言う感じ)、今回も充実した遠征だったので悔いはない。さてあとは帰るだけ。と言っても、帰りも5時間かかる(行きは接続が良い乗り換えもあり、4時間半)。
#それにしても長文投稿になった、もうちょっと分割すれば良かったかな。
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