deepacidの銭湯ブログ

銭湯訪問ブログ

一の湯(足立区神明1-1-3)2020/05/05廃業前訪問

 と言うことで、休日出勤の帰りに寄り道。つくばエクスプレス六町駅徒歩15分の一の湯へ。日比谷線つくばエクスプレスを乗り継ぐ。六町はこの銭湯のためにしか降りたことのない駅。先ずは東へ、上を高速道路が走る綾瀬川を目指す、後は川沿いに北上すれば、川岸反対側に一の湯の煙突が見える。ただでさえ人気のない町、さらに外出自粛となれば、もはや町全体が廃墟。
 一の湯到着。この辺りは広い道の交差点でちょっとだけ開けている。とはいえ、人気はほとんどない。立派な千鳥破風の東京銭湯。
 中に入っても廃業告知らしきものは見当たらず。フロントの女将さんに湯銭を。今はスタンプお遍路はご法度。でも「銭湯と言えば足立」はもらっておく(笑)。
 脱衣室、見上げれば見事な折り上げ格天井。普段と変わらず、人がいない訳でもなく、込み合う訳でもなく。体重計はHOKUTOW のアナログ。脱衣室にも廃業告知なし。ただ、それを匂わすものとして、月めくりカレンダーが4月で終わってる。
 浴室へ。湯道具はケロリン桶(探さに積まれていて取りにくい)に黄色丸座椅子。島カランは2列、ただし島カランはシャワーなし。カラン数は左側女湯側から4・3・3・5・5・5。備え付けボディソープとシャンプーは脱衣室に用意されていて気づかなかった。
 ペンキ絵は早川さんの作品が残ってます。男女にまたがる富士山。サインには西伊豆とあります。早川さんならではの波しぶき。それにしても、山頂付近がほんのり赤い。朝焼けだろうか。最近でこそ田中みずきさんが赤富士を広めたが、早川さんの時代にはまだ珍しい作品だ。
 浴槽は2槽。右側浅湯は背中バブル2人分、左側深湯は床バブル。その左にサウナらしき部屋があるが、もう営業していない様子。
 湯上がりのドリンクは今はやらないよね、と言うか、ビン入り乳飲料がなかったから自動的にパス(笑)。帰りは静かな住宅街を通って六町駅へ戻る。20時を過ぎたらもう飲食店はどこもやってない。コンビニでカップ麺を買って帰る。帰りは南流山経由武蔵野線で。
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