盛岡に来て10ヶ月。あらためて「空が広い」と思う。空が広いだけでも、少しは気持ちの懐に余裕が出るし、さらに「おかえりモネ」でさらに空が身近なものになり、言わば「空は友たち」のようなものになった。
6月最後の晴れた日に昼風呂。とりあえず明日からの仕事に思い残すこともなく、心からリラックスしておく昼風呂を楽しむ。極楽。
めんこい湯めぐり手形第6弾
と言うことで、新しいめんこい湯めぐり手形が出ました。基本的には去年とだいたい同じ入浴施設が参加してます。
トド湯(青森市青柳2-7-21)
どうも青森市中心部には銭湯がなくて、一気に東へ。結構沖舘から遠かった。今日はここで打ち止め。雨が降らなかったのは幸いだが、それでも蒸し暑さでバテた。途中で藤の湯と言う廃業したと思しき銭湯発見。
屋号はどう言う意味だろう、町中(タバコ町ってイカした名前(*^^*))小学校隣の銭湯。フロント式に改装されていて、まだまだやる気のある銭湯。女将さんに湯銭450円を。
ここの脱衣場も結構広い。ここはちゃんと鍵付きロッカー。体重計は古いHOKUTOWのアナログ。
浴室、湯道具はケロリン桶とM字型緑座椅子。ここもカラン数が多い、左側外壁側は10機。
やはり特筆すべきは浴槽上のタイル絵、島の形も奇妙だが、屋号の通りトドがいます。動物をしているがモチーフにしているだけでも珍しいのに、トドとは実にユニーク。
熱め(44度くらい)の湯に加えて、バスクリン入れまくりの薬湯とか、ブラックシリカなる謎の鉱石を使った湯とか、ちょうどいい安っぽさが銭湯って感じで嬉しくなる。
湯上がり、かなり脱水症状気味なので、乳飲料はやめ、デカビタドリンクをいただく。これから青森駅まで戻るのも相当な距離だ。途中、青森湾の見える場所を求めて北上し、青森県物産館の謎の三角ビル(20年前にはすでに街のランドマークだった)や青森ベイブリッジ(もちろん渡ったら帰れなくなるので、遠くから眺めるだけ)を見学して青森駅にたどり着く。結局食事はまともに取れなかったので、青森駅の立食いそば。ここの立食いそば、アイスクリーム屋を兼ねてるってのが最高!帰りは新幹線でササッと。
沖舘温泉(青森市富田1-16-1)
さて青森市中心部へ。まずは西側の沖舘温泉へ。西側は住宅街、久しぶりに住宅街での銭湯探訪。まあ、時々道案内が出ているので、そんなに迷わない。沖舘と言う町名で、橋の名前にも使われているが、沖舘温泉自体は富田と言う町名。
おお、これはでかい、銭湯と言うよりちょっとした温泉施設、屋根が千鳥破風風のカーブを描いており、青森にもこんな銭湯建築があるのか、と驚き。
中へ。番台の女将さんに湯銭450円を払うと(令和元年に料金改定)、もう脱衣室。やたら広いが天井は低い、その天井がまた格天井なのだから面白い。中央に畳ソファ、プラスチック網籠と、伝統的な乱れ籠。貴重品はコイン返却式ロッカーへ。体重計はHOKUTOWのアナログ。ここも浴室入口に注意書きが多い。
浴室がまた広い!これはローマ風呂か?湯の滝がモノリスみたいになっていて、ちょっと神秘的。奥にはサウナもあるし、これは長居する人多そう。湯道具はケロリン桶に混じって「熱の湯」と言う、昔の屋号らしき名前の入ったプラスチック桶が。湯道具類は中央島カラン(片面7機ずつ)の上に。さらに左手外壁側には16機もカランが!さらに奥にも片面5機ずつの島カラン。そういや入口横に立入禁止の階段があった、昔は2階が宿泊施設になっていた可能性大。
その右側の浴槽、結構熱め。44度くらいありそう。まあ温泉だから燃料費がかかるわけじゃなし。
サウナはすのこが新品で気持ち良かった。ザ・ぼんち久しぶりだな。
湯上がりは森永マミーブリックパック110円。窓が空いていて、駐車場から中が丸見え、と言うのも青森らしいおおらかさ。
さて次は一気に青森市東側へ。
松の湯温泉公衆浴場(青森市浅虫内野13)
4ヶ月ぶりの青森県は、もともと関東に戻るつもりでいたので、人生最初に訪れた北東北の浅虫温泉をめぐるパーソナルな旅にした。当時は寝台特急「はくつる」で訪れたが、今は寝台列車もなく、かと言って在来線もIGRは第三セクターのため意外と高く、新幹線の方が速い分お得。始発のはやて(盛岡始発、なので「こまち」との切り離し作業はない)で八戸へ、八戸からは青い森鉄道を乗り継ぐ。八戸って南部藩か、陸奥藩でないなら、まだここは岩手県みたいなものか。冬の青森は3回訪れたが、夏の青森は初めてかな。夏の青森は実に緑が濃い、まさに青い森。盛岡滞在が延長されたので、ゆくゆくは北海道まで渡りたい。
最初に浅虫温泉を訪れた時は旅館を利用したが、今回は日帰り温泉を利用する。
さて浅虫温泉、浅虫水族館方面にかつては巨大なねぶたの壁絵が線路沿いにあったのだが、20年経って跡形もなくなっていたのは寂しい。その代わり。海側の小高い山に登り、青森湾の絶景をしているが堪能することができた。さらに砂浜でビーチバレー大会、青森とビーチバレーは結びつかなかった。
反対側に戻り、20年前に泊まった旅館小川が健在なことを確認、さらに山の中へ、ホタル湖を観光。こんなに海の近くにダム湖があるとはすごいな、当時は知らなかった。
戻る途中に松の湯、しっかり「公衆浴場」と書いてある。
地元の人も計るくださいのかわからないが、体温を検温し、連絡先を記載する。入浴料は350円。
こじんまりとした脱衣室。もちろん網籠のみ、ロッカーはない。3人組の地元客と入れ代わり、独占状態。体重計はTANITAの家庭用アナログ。マナーにうるさい貼り紙はまさに銭湯。
カランは左壁側に6機。ちょっとカランの湯が熱めでビックリ。右側の浴槽はどうかな、と思ったが、若干熱いくらいで問題なし。
湯上がりは雪印いちご牛乳130円。さて足湯には目もくれず、青森市中心部に移動。